子どもに不正をそそのかし、見逃す大人たち夫が、仕事がらみで某市の「紅葉まつり」に行ってきた。帰宅して、イベント中の賞金つきゲームの顛末を話してくれたのだが・・。 子どもでも簡単に参加できるゲームで賞金が付いているので、家族ぐるみで参加していた人が多かったようだ。 ○×ゲームに近いもので、ロープで区切ったところを移動して、ダメだった人はその場から離れるという方法だったらしいが、人数が多くてわかりにくいことをいいことに、再度こっそりともぐりこむ人も多かったようだ。 自分が勝手にズルをするならまだしも(それだって良くない!)、子どもに「いいから入りなさい」と親がそそのかしている人が何人もいたとか。 さらにひどいのは、係員が「ダメだよ」と指摘しても、「いや、僕は最初からこっちにいた」と強気で頑張り通し、周囲のひんしゅくを無視して、何とその子が賞金を獲得してしまったとか。 夫は後方からその顛末を見ていたのだが、まさか賞金獲得までしてしまうとは思っておらず、結果を見て愕然としたと言っていた。 いきさつを知らない司会者は、「おめでとうございます! ご感想は?」なんてインタビューして、その子は悪びれることもなく、生意気な受け答えをしていたらしい。 その少年がズルをしていたことは、彼の周辺にいた子ども達もわかっているはずだ。 そのような顛末を見ていた子ども達は、何を感じ、何を学んだのだろう。 ひょっとすると、「世の中はずるいことを堂々としたほうが勝ちだ」なんて思う子がいたかもしれない。 「このような場合には、ごまかしてもいいのだ」と思う子がいたかも・・。 何より、当のご本人は、これから一層堂々とずるいことをすることは間違いがない。 ゲームとは言え、このような不正を許さない厳しさが、子ども相手のイベントだからこそ必要なのではないだろうか。 子どもの言い訳に負けてしまった担当者は、どう思っていることだろう。 ジャンル別一覧
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